第19話 さやかに賭けろ! |
ある夜、パトロールに出た剣とさやかは、女王アハメスが差し向けた宇宙一の殺し屋
宇宙獣士ジーグに襲われた。 空を自在に飛べ、凄腕のガンマンでもあるジーグに苦戦する2人。 一度、基地に戻り、対策を講じる剣達の前にさやかが自信満々で差し出したのは反重力ベルト。 さやかを中心とする電撃戦隊の科学班によって作られたこのベルトを身につければ、ジーグと同じように自在に空を飛べるようになるのだ。 これで互角の戦いが出来ると喜んだ剣達は、反重力ベルトを身につけ、ジーグとの戦いの場に赴く。 空を舞うジーグに対抗するため、反重力ベルトを発動させ、5人の身体が宙に浮き上がる。 しかし、空中で突如ベルトが火を噴き、落下した5人は地面に叩きつけられてしまう。 ベルトに欠陥があったのである。 大怪我を負い、基地の医務室で治療を受ける5人。 ぶつぶつ文句を言う大空。 さやかに当たる麻衣。 「ごめん・・・この次は必ず!」 さやかの言葉に疾風が顔色を変える。 「冗談じゃない! ゴメンだぜ!」 ジーグに対抗するには反重力ベルトしかないと剣が引きとめるが 「こんなもの使ってたらこっちが先にオダブツだ。 俺は俺のやり方であいつを倒す!」 捨て台詞を残し、出て行ってしまう疾風。 麻衣と大空もその後に続いた。 落ちこむさやかに 「元気を出せ、さやか。 ジーグに勝つには反重力ベルトしかないんだ」 一人残った剣の励ましに、さやかは再び反重力ベルトの改良に取り組む決意をする。 さやかと特別チームは、再び、反重力ベルトの改良に取りかかった。 その実験台を買って出るドラゴン。 新しく改良された反重力ベルトによって、ドラゴンの身体は自由に空を浮遊し始めた。 実験が成功したかに見えたその時、再び、ベルトが火を噴いた。 落下したドラゴンの身体が地面に叩きつけられる。 「剣さん!!」 駆け寄るさやかと隊員達。しかし、倒れた剣はピクリとも動かない。 「私・・・なんて事をしてしまったの・・・剣さんを殺してしまった!!」 泣き伏すさやか。それに応える様に剣が意識を取り戻した。 「剣さん・・・私、てっきり・・・!」 「バカだな。 俺が死ぬわけないだろう」 さやかに微笑み掛け、再び起き上がる剣。 そうして、実験は再開された。 苦痛に歪む顔と身体の傷をスーツに隠し、実験に耐えるドラゴン。 しかし、その痛みも傷も、さやかには手に取るようにわかっていた。 そんなドラゴンの身を呈した実験に応えるべく、さやか達スタッフは、反重力ベルトの完成に全力を注いだ。 その頃、ジーグの自在な動きにまったく対抗できず、アハメス達の追撃を受け、逃げる一方になっていた疾風達。 「いつまで逃げるつもり?」 あてのない逃亡に疲れ果て、尋ねる麻衣。 「あんだけ啖呵切ったんだ。今更、カッコ悪くて戻れっかよ」 「啖呵切ったのはお前でしょうが!」 場所も考えず、言い合いを始める疾風と大空。 (↑ 身を隠してる最中に口ゲンカはやめましょう (^^;) そんなことをしていたので、とうとう見つかってしまう3人(← 当たり前) 回避するすべもない3人にジーグのとどめの一撃が襲う・・・絶体絶命のその時! 「この勝負、チェンジドラゴンが買ったぞ!」 宙を駆け、チェンジドラゴンが現れた。 ついに、反重力ベルトが完成したのである。 繰り広げられる空中戦の果て、ドラゴンのチェンジソードがジーグをとらえた。 まっ逆さまに墜落するジーグ。 そして、とどめのパワーバズーカがジーグへと放たれた。 エンディング。 「私・・・剣さんの励ましにどれほど勇気づけられたことか」 剣への感謝の言葉を口にするさやか。 「いや、さやかとスタッフ達のおかげさ」 「ありがとう」 さやかの差し出した手を、しっかりと握る剣。 そこへ、ニヤニヤしながら入ってくる仲間達。 「ようよう、お2人さん! 見せつけちゃって」 「さーやかちゃん♪」 「な〜にやってんの、2人して!(^ー^)」 さんざんひやかされ、照れまくる2人。 「やだっ、大空さんたら(*^^*)」(← なぜ、大空さん?! 第一声が勇馬だからか?) そして、さやかに寄っていく疾風。 「いや〜、さやかちゃんの頭脳なら成功すると信じてたよ」 調子のいいセリフに、にっこりするさやか。 「じゃ、試してくれる?! 」 取り出したのは、現在、開発中の超音波エンジン。 それを見て、血相を変えて、慌てて逃げ出す疾風。 しかし、みんなに取り押さえられ、 あわれ、超音波エンジンの実験台にされてしまうのだった・・・。 |
コメント… |
26話に続き、勇理さんありがとうございます。 ラストシーンはチェンジマンらしくていいですね。長官命令まで出てしまった疾風さん可哀想に…(←心にもないことを…^^;) ちゃっかり勇馬さんに押し付けようとしたところも彼らしい(笑) |