ヒヤヒヤの出発から水道橋到着まで


年末に東京へ行くのは、去年に引き続き2度目。
去年は心配しなかった天気に出発までヤキモキさせられた。
出発前日の木曜日の予報は「夜から明日昼にかけて、山間部を中心に大雪」。
熊本空港が山間部に入るのかどうか、微妙なところなのが心憎い。
ローカルの天気予報を見るたび、気分が沈んでいく。
熊本地方に大雪注意報…。
もし飛行機が飛ばなかったら…。そもそも空港まで行けるのか…?
夜外に出てみると、雨にしては粒の大きいものがパラパラと降っていて、かなり不安になった。

翌朝、起きて真っ先に自室の窓の外を見てみた。
まだ日の出を迎えていなかったので外は暗かったが、少なくとも屋根瓦、見える範囲のアスファルトには雪はない。
よし!行ける!
確信した私は意気揚々と起きだし、日課となっている朝食作りを。
母を叩き起こし、愛犬の排泄がてら外の様子を見てもらうと、路面の凍結もなし。
よし!!大丈夫!!

朝食を済ませ、化粧品などの最後の荷物をスーツケースへ収め、用意は出来た。
意外と荷物が多くなり、スーツケースも結構な重さになった。
東京ではいつもコンビニでミネラルウォーターを買っているのだが、今回はこちらから用意していくことにした。
2リットルのペットボトル。これが重さの原因なのは分かっていたのだが…。

母に空港まで送ってもらう。
阿蘇の方では雪が降っているようだったが、平地では雪どころか雨すら降っていない。
日も少し差している。
ちょっと肩透かしな感じは受けたが、出発できるかどうか不安だったことを考えると、降らなくて良かった。

空港に着き、手荷物預けのカウンターへ。
そこで初めてスーツケースの重量が明らかに。
11キロ
11キロ。11キロ。愛犬と同じ重さじゃないかぁ!
カウンターに表示された数字を見て目が点になった。いやぁびっくり。ここまで重かったとは。
諸手続きを済ませ、飛行機の中で食べる昼食を買い込んで搭乗口へと向かった。
出発が11時5分、到着が12時半とあって、同じ事を考える人が多かったのは心強い(笑)

折り返し運行の飛行機の到着が遅れたたため、出発も10分ほど遅れたのだが、その程度の遅れで済んだのは何より。
それにしても到着便のキャビン内の清掃ってあんなに短時間で出来るものなんですねえ。

飛行機が離陸した時間、空はどんよりと曇り空。
この後時雨らしきものが降ったらしいので、本当に間一髪といったところか。

羽田に着いてホテルにチェックインするまでに、ちょっと時間があったので、途中で寄り道を。
某駅で降りて荷物をコインロッカーに預けようとしたのだが、ここでハプニング発生。
300円のロッカーにはスーツケースの突起物が邪魔で入らない。
400円のロッカーには余裕で入るのだろうが、今度は上すぎて持ち上げられない。
仕方がないので11キロのスーツケースをゴロゴロと転がしながら歩き回ることに。
幸いというべきか、似たようなスーツケースをゴロゴロ転がしている人も目に付いたので、それほど浮いてはいなかった。
CD店で物色していたところ、「あれば欲しいな」というCDを見つけたので即決で購入。
早速荷物を増やす私。ま、CD1枚ぐらいはねぇ。

その後ホテルのある水道橋まで移動。
前回は反対側に降りてしまって大変な思いをしたけれど、今回は何度も下調べをしたので大丈夫。
それに前回泊まったホテルと目と鼻の先なので、迷いようがない。
スーツケースをガラゴロと転がしていくと、ホテルに到着。
チェックイン時刻をかろうじて過ぎていたので(笑)、すぐに部屋に入れた。
たまに杓子定規なホテルがあるけど、ここはどうなのかな?
(14時55分ごろ着いたところ「15時になるまで待て」と言われたことがある。於福岡)

友人たちと会う約束の時間まで、少しホテルでゆっくりした。
2リットルのペットボトルから電気ポットに水を入れ、お湯を沸かし、その間に持ってきたうがい薬でうがいを。
実は2リットルのペットボトルはうがいのためだったりする。
東京の水道水でガラガラうがいが出来るかどうかが不安だったのだ。
洋服などをハンガーに掛けているとお湯も沸いたのでお茶を飲んでまったり。
待ち合わせの時間になり、ホテルの玄関に下りていくと、友人が来ていた。
後で携帯を確認したら、部屋を出たぐらいの時間に「ホテルに到着した」旨のメールが着信していた。
部屋から玄関までの所要時間は1分前後だと思うので、それほどお待たせはしていないと思うが…。
彼の行動の早さには脱帽です、はい。

つづく

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