忍者戦隊カクレンジャー

 

ジライヤ・ニンジャブラック(演:ケイン・コスギ)

私を(ビデオで)再び戦隊シリーズに引き戻した張本人(^^)。彼がいなかったら、今の私はないでしょう。ビデオを借りて見る気になったのは、単にケインが出ていたから。その後は…もう一人引き込んでくださった方がいるんですが、その人についてはこちらをご覧ください。

ジライヤ。アメリカからやって来た忍者の子孫。「アメリカ帰り」と言われますが、何代も前にアメリカに渡っているので、「帰ってきた」よりは「やって来た」の方がいいのではないかと思います。まあ、その辺のニュアンスは個々人の判断にお任せするとして…(^^)。

最初出てきたときは本当に英語ばっかりで、正直言って戸惑いました。だって、なんて言っているか分からないんだもん(苦笑)。けれども、ケインの日本語の上達は目覚しいものがありました。言葉が通じず、自分の気持ちを伝えられないもどかしさをジライヤはよく知っています。だからこそ、ニンジャマンと仲良くなれたのだろうし、彼のことをよく分かってやれたのだと思います。

ザシキワラシと仲良くなって一緒に遊ぶジライヤは、本当に「やさしいお兄さん」というイメージでステキでした。「いい妖怪」だったザシキワラシが貴公子ジュニアに操られ、街を破壊していってもジライヤにはどうしても倒すことができません。ジライヤや子どもたちの必死の叫びが、ザシキワラシに届き、街は救われましたがザシキワラシはジュニアによって殺されてしまいます。「ジュニア…、許さない!」ジライヤの怒りが爆発。ジュニア打倒を決意するジライヤはすごく美しく、カッコよかったです。

新たな巻物を手に入れるために5人ばらばらになって、自分の巻物を探していたとき、ジライヤは恩師ガリに出会います(演じるのは実父、ショー・コスギさん)。どうしてガリがこんなところにいるのか…、考える暇もなくジライヤは容赦なくガリに叩きのめされてしまいます。ガリは、何者かに殺された父に代わってジライヤを育ててくれたもう一人の父親のようなもの。そんなガリがどうして自分に戦いを挑んでくるのか…。思い余ったジライヤはサスケの制止を振り切ってガリの元へと戻って行きます。そんなジライヤにガリは「人間は変わるのだ」と一喝して再びジライヤを襲います。実は、ガリこそがジライヤの父親を殺した張本人だったのです。それを知ったときのジライヤの絶望、悲しみ、怒り…。人間の弱さに付け込まれたガリ。その犠牲になったジライヤの父。ジライヤを育てたのはガリの罪滅ぼしだったのかもしれません。

話が前後して申し訳ありませんが、ジライヤはテレビフリークですよね。「お助け侍」になりきってサスケたちを襲ったり(笑)、かと思ったら今度はプロレスに熱中して鶴姫まで襲おうとして…(爆)。ついでに子どもと一緒にクイズ番組に出演して(生放送というすごい番組!)優勝したりして。三太夫は「ジライヤには妖怪をおびき出そうと言う計画があるのかもしれない」と言っていましたが、私にはただ単にテレビに出たかっただけ、のような気がします。結果的に妖怪さん(爆)が登場してきたから、面目が保てたものの、もし現れなかったら…、どうなってたでしょうね(^^)。でも、まだたどたどしい日本語で「天に代わりて悪を討つ!」とやるジライヤってかわいい!

 

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