第1話 五兄弟戦士
惑星シドン―銀帝軍ゾーンに滅ぼされた惑星で、ある地球人が復興のために活動していた。
その地球人、星川博士はシドン星の生き残りであるイーヤ、トーヤ、そして自分の家族と共に白い花が咲いているのを見つけた。
星が息を吹き返し始めていると喜ぶ一同の前に、何者かが襲いかかってきた。
その者たちこそ、銀河系の生ある星を滅ぼしつづけている銀帝軍ゾーンだった。
「一度滅ぼした惑星を甦らせることは許さない!」と、艦長のガロアが例の白い花を銃で吹き飛ばす。
せっかく咲いた花を!と、イーヤとトーヤは花に駆け寄るが、爆風に吹き飛ばされてしまった。
イーヤとトーヤが死んでいることを確認した星川博士は、ガロアたちを睨み付ける。
そのとき、銃声とともに、ガロアの頬に一筋の血が伝った。星川博士の長男、学が泣きながらガロアに銃を向けていた。
このことに怒り起ったゾーンは要塞ごとシドン星を攻撃し始めた。
子ども達を連れてマックスマグマに逃げ込んだ星川夫妻は、サポートロボのアーサーG6に子ども達と共に脱出するよう命じた。
「お父さんとお母さんも一緒じゃなきゃいやだ!」という学を両親、アーサーは説得し、5人の子どもとアーサーはシドンを脱出した。
その直前、学の目の前で両親が防波堤となった部屋が爆発した―

星川兄弟が地球に帰ってきて20年が経った。兄弟全員が小学校の教師となっていた。
学が理科、健が体育、数美が算数、レミが音楽、そして文矢が国語をそれぞれ教えている。
いつものように出勤し、いつものように授業をする5人。学は、ある生徒の報告で20年前無残に吹き飛ばされてしまった白い花が咲いたことを知った。
そんな平和な日が突然終わりを告げた。あの銀帝軍ゾーンが今度は地球を攻撃し始めたのだ。
小学校が襲われ、生徒たちを誘導して避難する5人。誰が襲ってきたのか、学には分かっていた。

挨拶代わりに街を攻撃して粋がるゾーンのメンバーの前に、颯爽と現れた5人の戦士。
その中の1人が、20年前にガロアに銃を向けた少年の成長した姿であることを察した(というよりは教えられた)ゾーン。
ここにファイブマンとゾーンとの闘いの火蓋が切って落とされた。
 
コメント…
ヒーロークラブの編集ビデオを見ただけでここまで書ける自分が怖い(^^;)
このエピソードでお気に入りのシーンは朝食の風景です。アーサーがフライパンをガンガン鳴らしているのも可愛い^^
学兄さんから順に上から降りてきて(あの棒みたいなのは一体…?)、1人1人がアーサーに挨拶して…
1人、健兄さんだけパジャマのまま降りてきて寝癖の頭で文矢にパンツをすっぽりかぶせる…
嫌がる女性陣の横で、学兄さんが新聞を広げすかさずアーサーにフライパンで殴られる…(^^)
これから激しい戦いが始まることをこちら側は知っているだけに、すごく微笑ましいです。

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