第6話 ワンチャンス!! |
スペースマフィアの海上からの通信をキャッチしたセイジ。すぐにブルーリサーチの事務所に赴き、ブルースワットに報告した。 スミレに悟られないようにとこそこそやる4人に、不思議そうに声をかけるスミレ。 彼女がいては行動できない。そこで、ブルースワットは「経費で落としていいから」と、無理やりスミレを食事に送り出す。 スミレが事務所を出て行くのを見送り、ブルースワットはセイジと共に、スペースマフィアの上陸地点で待ち伏せする。 現れたのは日本人女性にインヴェードしたエイリアンだった。ブルースワットの3人とセイジに取り囲まれ、 行き場所を失ったエイリアンは無防備なセイジを人質にとる。 気絶したセイジを抱きこむエイリアンにサラのディクテイターが向けられた。 驚いて制止するショウにサラは「大丈夫、外さない」と自信たっぷりに言い切る。 しかし、シグには分かった。サラがディクテイターを放った瞬間にセイジが目覚め、弾丸はセイジに当たることが… 次の瞬間、サラが見たものはディクテイターに腕を撃ち抜かれ、倒れこむシグの姿だった。 とっさにシグはサラがディクテイターの引き金を引く瞬間、弾丸の軌道上に体を投げ出していたのだ。 女性にインヴェードしていたエイリアンを倒し、シグのもとに駆け寄るショウ、サラ、セイジ。 サラはシグに対し、なぜあのような行動をとったのかと訊ねる。 そんな彼女に対し、ショウがああしなきゃセイジに弾が当たっていた、と責める。 その言葉にサラは沈黙してしまう… 事務所に戻ったショウ達はシグの手当てをする。苦痛に顔を歪めるシグにサラとセイジが何度も謝る。 セイジも自分が余計なことをしなければ、という自責の念に駆られていたのだ。 「少し休ませてほしい…」そう言ってシグが眠りにつく。 そこへ、スミレが戻ってきてソファに横になっているシグを見て驚く。 慌てて「食あたりだ」とごまかすショウとセイジ。だが、サラは事務所を飛び出して行った。その後を追うショウ。 訓練所にやって来たサラは的に向かってディクテイターを構える。 だが、自分の放った弾がシグを貫いたあの場面も甦り、弾を放つことが出来ない…。 その頃、シグは目を覚まし、スミレに気づかれないようそっと事務所を出て行った。 エイリアンの持っていた荷物を調べていたショウとセイジは、T-18と書かれた口紅のような容器を見つけた。 セイジは、T-18がトカレフ18という、感染死亡率90%以上の伝染病ウイルスだということに気づく。 ショウは、エイリアンが自分達に都合のいい人間だけを生かし、残りの人間を淘汰するウイルスに作りかえることができるのではないか、と考える。 そこへやって来たシグが、エイリアンにはそれが可能である事を過去の例を挙げて説明する。 そして、そのためにウイルスの研究者にインヴェードしているのではないかと考える。 早速ウイルスの研究者のリストアップにかかるセイジ。 ショウはエイリアンが持っていたアタッシュケースの中から、期限が今日までの遊園地の入場券を見つけた−。 訓練所でディクテイターを構えるサラ。だが、あの場面が何度も甦る。 振り払うかのようにディクテイターを放つが、弾は一発も的には当たらなかった。 恐怖にさいなまれ、ディクテイターを取り落としたサラを、やって来たショウが励ます。 自信をなくしているサラに、自分が戦わずに誰が戦うんだと説得するショウ。サラにようやく笑みが戻った。 遊園地に変装したサラが現れる。そのサラに近づいたのが古賀という伝染病研究の世界的権威であることを確認するセイジ。 ケースを持って逃げる古賀を追うブルースワット。T-18を盾に脅す古賀にショウがディクテイターを向ける。 やれるものならやってみろ、と挑発するショウはシグにサラに伝えろ、とシグのテレパシーに訴える。 シグはまっすぐサラを見つめ、ショウの伝言を伝える。「ショウを、私を信じて。ワンチャンス、ワンショット!」 サラはディクテイターを引き抜き、引き金を引く。弾は古賀の手に当たり、T-18を奪い返すことに成功した。 インヴェードを解除して逃げるエイリアンを小型発信機で追跡、撃退することに成功したブルースワット。 3000度の熱で消滅するというトカレフ18を武器で焼き払い、ひとまずエイリアンの陰謀を打ち破ることが出来た― |
コメント… |
あー、ずいぶん長いものになってしまいました(苦笑)。簡潔にまとめるの苦手だなあ(^^;) いつも自信満々のサラが見せた弱さ、そしてそんな彼女を支えるショウとシグ。 これが3人のチームワークを固いものにしたのではないでしょうか。 ショウがサラを励ますシーン、本人も「ガラじゃないけど」と言っていましたが、本当、ガラじゃないですね(笑) カッコよすぎます(笑) ところで、この話でシグの新たな能力が現れました。予知能力とテレパシー、そしてずば抜けた回復力です。 いやあ、エイリアンって万能ですねえ。羨ましい!(笑) |