第7話 謎の激写マン!!
麗がジョギングをしていると、いじめられる少年に出会った。
見かねた麗が止めに入ると、その彼女たちを撮影するカメラマンが現れた。
「黙って写真をとるなんて失礼」と、麗が抗議するとその謎のカメラマンはポラロイドの写真を捨てて言う。「完了した。もういらない」麗は捨てられた写真を拾い上げた。
犬の鳴き声に振り向くと、いじめられていた少年・サトシが大きな犬をいじめていた少年たちにけしかけていた。
慌てて犬を止めに入る麗。その犬・ジョンはおとなしくなり、麗になつく。すっかり毒気を抜かれたいじめっ子は逃げて行く。
サトシに対して、ジョンをけしかけたことを注意する麗だが、サトシは友達はジョンだけだとつれない。
サトシを見送ってふと写真に目を落とした麗は、1人の少年・アキオの下半身が消えていることに気づいた。
同じころ、アキオが謎の声とともにどこかへと消えてしまう…。

アースアカデミアに少年・少女が10人行方不明になっていると通報がある。
モニターに映った少年達の写真の中に麗は、昨日出会ったアキオを見つける。例の写真を拓也達に見せるが、なぜかアキオは完全に消えていた。そして、一緒に映っているユウタ少年の画像も消えかかっていた。
ジャマールの仕業かと、ビーファイターは捜査に乗り出した。
消えかかっているユウタを訪ねた麗。「助けて!」という声を聞き、彼の部屋に飛びこんだ彼女が見たものは、異次元に吸いこまれそうになっているユウタだった。
麗は必死に引き戻そうとするが、あの謎のカメラマンが現れてユウタはさらわれてしまう。
カメラマンは言う。「ジャマー養成作戦の邪魔はさせない」彼は不適な笑みを浮かべて正体をあらわした。
戦闘メカ・ガメリオがそのカメラマンの正体だった。
ガメリオに襲われた麗はレッドルに重甲、反撃する。ガメリオは、写真に撮った麗がビーファイターであることに気づき、「ビーファイターがターゲット」と言い残して退散する。
その言葉が引っかかった麗は例の写真を見る。すると、自分が消えかかっていた―

ガメリオのカメラは実は生体データ収集機で、集めたデータをもとにジャマー養成次元に子どもを連れ込んでいたのだった。
そのころ、アースアカデミアではビーファイターが集めたデータから、超音波で体重の軽い順に子どもたちをさらっていることを突き止めていた。
自分よりもずっと軽いはずのサトシが消えていないことに不審に思った麗は、1人で調べに行こうとする。
彼女が持っている写真を見た拓也達は1人で頑張るなと叱咤激励する。

麗を消してなるものかと、全力で捜査するビーファイター。
麗はサトシを訪ねて、どうしてなのかと聞く。だが、いじめに傷ついたサトシは頑なな態度を崩さない。
そんな彼をそれではいけないのだ、と諭す麗。そこへ、転送できないサトシを見つけてガメリオが襲ってきた。
サトシは「僕の部屋」という言葉を残して気絶してしまう。
駆けつけてきたブルービートとジースタッグに後を任せて、麗はサトシの部屋に向かう。彼の部屋で懸命に手がかりを探す麗は、犬笛を見つけた。
公園でサトシが吹いていたのを思い出し、とっさに犬笛をつかんだ。そのとき、転送音波に吸いこまれてしまう。
麗はジャマー養成次元に吸いこまれながら犬笛を吹いた―

ビーコマンダーで麗を呼ぶブルービートだが、彼女からの応答がない。無駄なことだと、ガメリオが2人にとどめをさそうとしたとき、麗が現れた。
作戦が失敗し、ガメリオはビーファイターによって倒された。また、子どもたちも無事助かった。
 
コメント…
いじめられているサトシ君に対して、麗が「人に対して心を開く勇気を持ちなさい」と諭すんですが、
「そんなの無理だって」と思ってしまいました(^^)
「心を開かないからいじめられる」のではなくて、「いじめられるから心を閉ざしてしまった」というのが本当でしょう。自分の経験からそう思ってしまいました。
ラストシーンではいじめっ子といじめられっ子が仲良く遊んでいるのですが、その前にいじめっ子諸君、謝りなさい!(^^)
まあ、批判的になってしまう場面もあるのですが、結構好きな話ですね。犬がとってもかわいい!(笑)

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