夢野久太郎博士・総司令
〜Dr.Kyutaro Yumeno〜
演:島田順司

「夢野博士」の顔と「夢野総司令」の顔のギャップが激しい夢野博士。彼の口から5人が「優秀な科学者」であることが語られる。
初登場時は、子どもたちとサツマイモのガスで動く汽車(遊園地にでもありそうなもの)に乗って遊んでおり、後にダイナマンとなる5人には「本当に夢野博士なのか」と疑われる始末。
そして、ダイナステーションへ5人を放り込み、自分も夢野総司令へと早変わり。
弾さん「ホントかよ…?」レイちゃん「しっぶーい(はあと)」星川さん「カッチョいい〜」あとの2人「うわあ…」と反応は様々。
「すごい科学で守ります!」には「ものすごいコスチューム」と書かれていたが、本当にすごい衣装だった。
個人的には結構気に入っていたので、途中で代わってしまって残念(笑)

博士自身は、ダイナマンを「秘密戦士」として活動させたかった様子(第4話ゴロゴロ化石人間」より)。
だが、5人は第5話で早々とジャシンカに正体を明かしてしまう。。おかげで第4話での説得は無意味に。
とはいえ、あれだけ変身前でも戦闘に長けている人たちが「何者?」と思われるのは時間の問題。
「秘密の戦士」にこだわる必要はなかったかなとも思う。

ダイナマンを鍛えるのも彼の役目。
スーパーダイナマイトを破られたダイナマンの前に現れ、「ニュースーパーダイナマイト」の完成を実現させた。

終盤、夢野博士がジャシンカに捕らわれてしまう原因となったのが、レトロ遺伝子。
レトロ遺伝子を開発したのは「遠山博士」という行方知らずの科学者だった。
恋人を失うまで、遠山博士はレトロ遺伝子の研究に没頭。。
そして、レトロ遺伝子が恐ろしいものだと悟ったとき、恋人は既に他界していた。
遠山博士はレトロ遺伝子を廃棄、名を「夢野久太郎」と変えて夢のある発明を、と「夢野発明センター」を開いたのだった。
しかし、廃棄したはずのレトロ遺伝子がひょんなことからジャシンカの手に渡ってしまう。
有尾人一族の尻尾を増やすことが出来るレトロ遺伝子。
そのレトロ遺伝子がさらに流出しないように、夢野博士は単身レトロ遺伝子を廃棄した山へ向かう。
また遠山博士=夢野博士だと気づいたダイナマンたちと合流した際、なぜレトロ遺伝子のような恐ろしいものを作ったのか、と詰問されて「若かったんだよ。」と静かに答える。
若かったが故にレトロ遺伝子の本当の恐ろしさというものには目を向けなかった。取り返しのつかないことになってしまって初めて、恐ろしさに気づいた…。

夢野発明センターにかかっている「いつでも夢を」という言葉は、自分が冒してしまった過ちを、二度と繰り返してはならないという自分自身への戒めなのかもしれない。


人物紹介に戻る

inserted by FC2 system