親衛隊の皆様
〜キール、ギーラ、ビルギス〜

画面にはよく映ってるにもかかわらず、あまりパッとしない印象の親衛隊の皆様(と言っても3人だが)。
キール・ギーラはメギド王子に、ビルギスはゼノビア将軍にそれぞれ仕えている。
姿は尻尾兵と同じだが、尻尾兵とは違い、服を着ている。
進化獣にも命令を下したりしているところを見ると、どうやら尻尾兵よりは階級は上のようだが、尻尾の数は1本(多分)。

キール・ギーラは、どちらかといえば、メギド王子のお守り役というイメージが強い。
最初に見せ場を作ったのが、尻尾を切り落とされて逆上したメギド王子を、なだめながら連れ帰るというシーンだったからかもしれない。
しかし、メギド王子に対する忠誠は本物。
いつもピッタリとメギド王子に付き従い、必要とあればダイナマンとも戦う。
たった8話限りの登場とはちょっと淋しかった。
彼らが生きていれば、メギド王子はゼノビアに千年洞窟へ叩き落されることもなかったかも…。

ビルギスは、キール・ギーラに輪をかけて、殆ど印象のない親衛隊、と言うよりは侍女と言ったほうがいいかもしれない。
侍女という言葉どおり、ビルギスは女性。
ゼノビアの命令で動くのは変わらないが、ダイナマンと戦うことはほとんどなかった。
彼女もゼノビアと一緒に千年洞窟に幽閉されていたのか。その辺がちょっと曖昧だったのが残念。

この3人に共通しているのが、「悲劇的な最期」という点。
ダイナマンと戦って、死んでいったというのならまだ救いがあったと思う。
しかし、彼らの場合は、ダイナマンに倒されたのではない。
キール・ギーラの2人は、ジャシンカ帝国の人食い花に食べられてしまうという末路であった。
ビルギスは、ゼノビアがレトロ遺伝子のシャワーを浴びている洞窟が爆発したときに、逃げられずに死んでいった。

せめて、キールかギーラのどちらかはメギドを守りながら死んでいく、というのが良かったな…と思わずにはいられない。


人物紹介に戻る

inserted by FC2 system