王女キメラ
〜Princes Chimera〜
演:香野麻里

第8話「悪の花王女キメラ」から登場の、4本尻尾の王女。
メギド王子やカー将軍、帝王アトンとは違って、丸い尻尾がとてもCute!
帝王アトンの妹の娘…ということで、メギド王子とはいとこ同士。
失敗続きのメギド王子を「見るに見かねて」グランギズモへとやって来た。
妖術を駆使し、忍術を使うダイナブラックや、紅一点・ダイナピンクとライバルとして戦う。

メギドもキメラも負けず嫌いな性格のため、お互いの失敗をからかい合うこともしばしば…。
しかし、皮肉にかけてはキメラの方が一枚上手。

初登場した8話では、勝手が分からないということもあって、随分とダイナマンを苦しめた。
5話でバクシンカ相手に正体を明かしてはいるものの、実はダイナマンがジャシンカ幹部に対して正体を明かしたのは彼女が初めて。

人間に化けて、地上へ潜入することも多かった。
女忍者に扮したり(15話)、一般の海水浴客になったり、シスターの格好をしたり(共に20話)。
「人間は下等な生物」というのがジャシンカ内の認識なのに…とも思いますが、作戦遂行のためには下等な人間の格好をするのも厭わないというところであろうか。

第29話「キメラの呪いの服」では、ダイナブラック・星川に服を盗まれてしまう。
服を盗まれるというだけでも屈辱なのに、メギド王子にまで笑われ怒りに震える。
そして、カー将軍にサボテンシンカを作ってもらい、復讐に出る。
「恥をかかされた若い女の怒りがどんなものか、星川竜に教えてやります!」
そして、自分の服と同じ赤い服を着た人間達を苦しめるため、赤い服に呪いをかける。
始めは苦しめるだけでしたが、ダイナマンに邪魔され、赤い服が二度と脱げないようにする呪いに切り替える。
そして、自分の服を返すようダイナブラックに迫る。
このときの白い布(?)をまとったキメラが綺麗…!サボテンシンカじゃないけど、「美しい…!」(笑)

ゼノビアが復活して、メギドが千年洞窟へと落とされるのを見たキメラ。
度重なる失敗は、自分にも言えること。もしかしたら次は自分かもしれない。
そんな恐怖があったのかも、あるいは憎まれ口を叩き合える相手を失ったためだけかもしれないが、
39話以降、あまりキメラらしさというのが出ていなかったようで、それが残念。
でも、カー将軍が死んだときの涙は本当に綺麗だった。
最期は女王キメラとして、帝王メギドと共にグランギズモごと大爆発。その壮絶さに息を呑んだ。


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