シンケンジャーショー


開園して1時間ぐらい経った頃にチケット売り場に行ってみると、まだ空席があったので、この日最後の公演分のチケットを確保した。
ショーを見るのは、「轟轟戦隊ボウケンジャー」以来。
チケットの確保は難しいと聞いていたので、半分諦めていたのだが、役者さん公演ではないせいか、意外と空席があったようだ。

開場間近になると、ロビーに響き渡る太鼓の音。
そして丈瑠の声。
おぉっ!と思っていると、黒子さん2人を従えてシンケンレッド登場!
テレビと同じ口上を述べ、ポーズもびしっと決まり、居並ぶ観客から歓声が飛び、シャッターが下りる音もする。
小さい子どもたちに握手のサービスをしているシンケンレッドを横目に会場の中へ。
初めて入るGロッソ。
思っていたよりも狭く感じたのだが、気のせいかな?

禁止事項を告げるお姉さん、黒子の衣装がピンクだったのが印象的。
そしてあれこれパントマイムで禁止事項を演じる黒子さん2名。
爆笑とまではいかないけど、色んなところで笑い声が起きていた。
そして子どもたちに向けた「モヂカラ」の練習。
その意味が良く分からなかったのだが、ショーの中でようやく理解できた。

いよいよショーのスタート。
いきなりスクリーンに大写しになる六門船。暴れるドウコク。それをなだめすかすアクマロ。
本編と声が違うのだが、あまり違和感はない。
この日の朝のシンケンジャーを見てきた子どもたちは、アクマロがここでは生きていることに何か感じたかな(笑)?
スカイシアターは、屋外ということもあって火薬などの使用があり迫力満点だったが、Gロッソは屋内ということで火薬の使用はない。
だが、スクリーンなどを使ってうまく爆発のCGを組み合わせているのには感激した。
本物には叶わないけど、それなりに爆発の迫力はあった。
ブルーのウォーターアローも、CGを駆使してしっかり矢が飛んでいたように見えた。
ただ、やはり残念なのは、屋外だろうと屋内だろうと関係ないだろうが、イエローのランドスライサーが飛ばなかったこと。
確かに危ないから投げられないんだけど、期待しちゃったからなぁ…。
ま、不満はこのくらいで。

ゴールドが出てこないなぁと思っていたら、思わぬところから登場!
私が座っていた列の真後ろがちょうど通路になっているのだが、そこの天井からぶら下がっていた。
ステージ上のスクリーンに影が映っていたので、「あれ?」と思って回りを見回していたら、私の真後ろにナナシが!
そしてその上にゴールドが!思わず声が出てしまった、ように思う。
私の後ろの通路を駆け抜けていくナナシとゴールド。
風圧をもろに背中に受けて、何だか感動。こんなに身近で感じられるなんて、思ってもみなかった。

Gロッソオリジナルのアヤカシに苦戦するシンケンジャー。
あっさりとアヤカシに連れ去られるレッド以外のメンバー。
レッドが他のメンバーの場所を探そうとするときに、会場のみんなの「モヂカラ」の出番となった。
「心」という文字でモヂカラをレッドに送り、それを源にメンバーの位置を把握するという展開だった。
モヂカラの練習がここで生きてくるとは。恐れ入りました。
救出されたメンバーたちは次々にスーパーシンケンジャーへと変わって、ナナシたちを圧倒していく。
変わり方も見事で、文句のつけようもない。
本編同様、スーパーシンケンゴールドは出てこなかった(笑)

巨大戦もちゃんとあってびっくりした。
メンバーはどうするのかと思っていたら、舞台上がコックピットになった。
さすがに巨大戦自体はスクリーンで展開されるため、かなりあっさりしたものだったが、十分に楽しめた。

充実したショーの時間を過ごせたこと、これは本当にいい経験になったと思う。
ただ、1つだけ「ありゃー」と思ったことが。
舞台上に空く奈落(でいいのかな?)にナナシやシンケンジャーが落ちていく場面。
シンケンジャーたちはそうでもなかったので、たぶん、ナナシの顔のヒラヒラな突起物だと思うんだけど、奈落の底に落ちたはずなのに影がチラチラしていたのが気になった。
中学生の演劇だってその辺りは気をつけるので、もしかしたら気のせいかもしれないが…。
だけど、ナナシが落ちて行った後にしか見えなかったことを考えると、何らかの関係はあると思う。
まさかおざなりになっているとは思いたくないが、ちょっと残念な出来事だった。
あと、超細かいことを言うならば、骨のシタリが出てこなかったのが残念。
薄皮太夫も十臓も出てきたので、余計に残念。

またいつか、ショーを見に行きたいな、そう思わせてくれる舞台だった。

つづく


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