人間を拘束して作戦遂行

2004年4月、イラクで日本人5人が拘束される事件が起きた。
それをきっかけに考えたのが、ダイナマンの世界での拘束事件。
やたらと人が拘束される事件が多いような気がしたのだ。
そこで、そういった事件（ジャシンカにとっては作戦）を見ていこうと思う。

話数	拘束された人	作戦and要求
1話	一般人	人間に尻尾を生やす実験を行うためのサンプルとしてさらう。
4話	一般人南郷耕作	人間を化石にしてしまって地上征服に乗り出す。ダイナイエローの秘密を暴く。
6話	一般人	操り人形と化した人々を強制的に労働に就かせる。
8話	やよい	人喰い花を咲かせるために、花のエキスが染み込んだ彼女をさらう。彼女のおかげで人喰い花は咲いた。
9話	弾北斗	オートバイに一定のスピード以下になると爆発する爆弾を取り付ける。要求は、ダイジュピターをよこせというもの。
11話	マリンランド所長	魚を操ってタンカーや貨物船を襲わせ、パニックに陥れる。
13話	花嫁6人	帝王アトンに不老不死の妙薬を与えるためにさらう。ジャインカ暦7777年7月7日午前7時7分に完成するはずだった。
14話	子どもたち	チョロッポ兵としてダイナマンと戦わせる。
21話	谷本博士他助手	地質変換装置に改良を加え、東京の地盤を底なし沼に変える。
22話	子どもたち	大人が嫌がるイタズラを繰り返させ、子どもと大人との戦争に発展させる。
23話	一般人	地上の人間全てをナメクジに変える。
24話	椎名博士	X13彗星を地球に引き寄せる彗星誘導装置を作らせる。
25話	一般人	人間を笑い死にさせる。
26話	田川守男	東京湾を通る船舶を攻撃するため、灯台を占拠する。
30話	一般人	人間を動かなくしてしまい、その隙に地上征服を完了させる。
31話	尾形和夫	弾北斗・ダイナレッドを亡き者にする。要求は和夫の両親に対して行われた。
32話	木田博士	パワーガンを使って人間が作り出したものを悉く吹き飛ばす。
33話	弾北斗	マンモスシンカと手錠でつなぎ、暴れ者マンモスシンカ共々葬り去る。
35話	明石マリコ	ダイナマンにデンライトを渡してはならない。要求は、ダイナマンに火打岳まで来いというもの。
36話	山下博士	ダイナマンの司令官であるという誤解から誘拐。ダイナマンの秘密を探ろうとする。
38話	中村博士	猛毒ケタゾンガスを作らせて人間を滅ぼす。
39話	乳児を持つ母親	有尾人の卵を抱かせて、21日で孵化させ、有尾人の数を増やす。
40話	みどり	ワープロアルマジロの姿を見られ、ダイナマンにアジトの位置を探られないために誘拐。
42話	南郷耕作	ダークナイトの作戦。帝王剣によってダイナマン・ジャシンカ双方を潰す。
45話	みどり	亡き母にそっくりという特徴を利用して、ダイナマンに手出しをさせないようにする。
46話	ジロウ	人間にメドゥサの目を見させ、石にしてしまう。
49話	夢野博士	レトロ遺伝子を作らせ、ジャシンカ帝国の願いである十本尻尾を実現させる。

全51話中、27話で人々が拘束される事件が起きている。
非常に多いと言っていいだろう。
うち、人質と言ってよいと思われるのが3件。（あくまで私の判断）
やっぱり多い…よね。
もちろん、いずれも無事に救出されている。

この頃の作品の特徴なんだろうけれど、一般の人が事件に巻き込まれるというケースが非常に多いということに気づかされる。
それも、ゲストの博士とかではなく、ストーリーには何の影響もない一般人。
今でも、何かに苦しめられるという描写は出たりするけれど、ここまで多くないんじゃないかなぁ。
数えてみたわけではないので分からないけど。

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