第34話 強敵!メカシンカ |
監督/服部和史 脚本/曽田博久 放映日/1983年9月24日 |
”最後の進化獣”マンモスシンカが倒されてから、静かな日々が続いていた。しかし、グランギズモではカー将軍が、恐るべき研究を続けていた。 そして、カー将軍はこれまでの進化獣よりもはるかに強いメカシンカの開発に成功した。進化獣は生命体のみの進化であったが、メカシンカでは金属元素までもを合成することができるのだ。つまり、メカで強化された進化獣というわけだ。 カー将軍は最初のメカシンカ、ミサイルザリガニを誕生させた。 街へ現れたミサイルザリガニは、ミサイルを発射させて動くもの全てを止めてまわった。電車、車、人間…。 この事件は、子どもたちとキャンプに来ていた弾にも知らされた。夢野博士から現場へ行くように指示された弾は、子どもたちを心配させまいと、「怪我人が出たので救助に行く」とだけ言う。 ダイナファルコンとダイナマシーンで現場に急行するダイナマン。しかし、攻撃を受けた途端、マシンのエネルギーが一瞬でなくなり、それぞれのマシンから放り出されてしまう。 そのダイナマンたちの前に、ミサイルザリガニが現れた。ミサイルザリガニの体当たりに吹き飛ばされるダイナマン。 そこへ、地表が割れ、マグマが噴出し、甲冑を纏った一人の男が姿を現した。誰何の声を上げるダイナマンに対して、キメラ王女の妖術で現れたメギド王子とキメラ王女が交互にその男−カー将軍について説明する。 ついに、軍神までが出動か・・・。ダイナマンたちはカー将軍に突進するが、ミサイルザリガニのミサイルで動きを封じ込められてしまう。 なんとか力を振り絞って、ミサイルザリガニのショックを振り切った。そして、スーパーダイナマイトで攻撃したが、メカで強化されたミサイルザリガニには全く通用しなかった。そんなダイナマンにカー将軍は事実上の勝利宣言を下した。 そこへ、ダイジュピターが現れ、ダイナマンたちを収容して退却して行った。 ミサイルザリガニを恐れ、A1地区からD3地区まであらゆる物の動きが止まった。人々は家の中に閉じこもり、息を潜めているのが現状だった。 夢野博士は直ちにスーパーダイナマイトに代わる新しい必殺技の開発をダイナマンに命じた。 しかし、弾はD3地区の境界線上のキャンプ地に置いてきたユタカくんたちを連れ戻すことを優先させる、とダイナステーションを飛び出した。 ダイナファルコンが疾走するのを感知したミサイルザリガニは、ミサイルを発射。ダイナファルコンの動きを止められたレッドは、そのまま川に放り出されてしまった。 ダイナステーションからレッドに呼びかけても応答がなく、心配そうにモニターを見上げる星川たち4人。 雨が降り出したキャンプ地では、テントの中で子ども達が不安げに外を見詰めていた。弾は必ず来る、というユタカの言葉に、弱気になりかけていた子どもたちも希望を持ち直した。 川から這い上がった弾は、必死にダイナステーションまでたどり着いたが、司令室に入るとその場に倒れこんでしまった。 星川たちが駆け寄って助け起こすが、弾はすぐさまモニターの前に座り、休息を促す南郷にも耳を貸さずに分析を続ける。 ダイナファルコンで飛び出して、ミサイルが命中するまで10秒、その後マッハダッシュで走ると、次に命中するまで合計で25秒。大沢山まで行ける! なんとしても子どもたちを助けたい、その弾の熱意に星川たちも賭ける決意を固めた。 ダイナレッドはダイナファルコンでダイナステーションを飛び出した。25秒に全てを賭けて。ミサイルが直撃する寸前にレッドはダイナファルコンから飛び降り、すぐさまマッハダッシュで駆け出した。それを感知したミサイルザリガニもすかさずミサイルを発射する。 レッドとミサイルの動きを司令室のモニターで見ていた博士は、予定通りの場所でミサイルが爆発するのを確認した。作戦は成功したのだ。 レッド以外の4人も現れ、ミサイルザリガニとの戦いが始まった。 強化されたメカシンカにはダイナキックも通用しない。 ザリガニ爆弾でダイナマンを追い込んだミサイルザリガニは、ミサイルで一気に片をつけようとするが、発射したミサイルは無人で走ってきたサーフジェットに命中。 ダイナマンは事なきを得る。 続けてミサイルを発射するミサイルザリガニだが、ダイナマンはスカイハイで上方へ垂直移動。ミサイルをやり過ごした後に地上に降り立ち、レッド以外の4人がミサイルザリガニを羽交い絞めにする。 ミサイルの行方を見守っていたレッドが、戻ってくるミサイルを確認、自分たちに命中する寸前にミサイルザリガニから一斉に離れると、ミサイルはミサイルザリガニに命中。ミサイルザリガニは爆発した。 ミサイルザリガニの敗北をグランギズモから見ていたカー将軍は、ビッグバンビームを放射して、ミサイルザリガニを巨大化させた。 ダイナマンもダイナロボで応戦し、勝利をおさめた。 弾たちはキャンプ地に子どもたちを迎えに行くことが出来た。子どもたちの炊いたご飯で作ったおにぎりを頬張り、再びキャンプを再開するのだった。 |
コメント… |
進化獣編終了から、ジャシンカと同じようにしばらくの充電期間をおいて(笑)、エピガイ再開です(^^) メカシンカの強さが際立つ1篇となりました。 スーパーダイナマイトだけではなく、ダイナロッドもダイナキックも通用しません。 今回は個人技は全く出てこなかったのですが、おそらくそれらも通用しないでしょう。 子どもたちを助けるために25秒に賭ける弾さんですが、大沢山って何処にあるんでしょう?(^^;) キャンプ地から離れたところにあるんだとは思うんですが、そのあたりがちょっと説明不足かなぁ・・・。 |