第26話 激闘!太陽の灯台

監督/山田 稔  脚本/松本 功  放映日/1983年7月30日

次のジャシンカ帝国の狙いは、熱海・鬼ヶ先にある灯台。そこの灯台守、田川守男をヒトデシンカが拉致した。灯台を利用して、太陽エネルギーを集め、ヒトデシンカのソーラービームをパワーアップさせるのだ。そして、鬼ヶ先を通り東京湾へ向かうタンカーを攻撃する―。それが、今回の作戦だった。

その頃、ダイナマンの5人は、夢野博士から夏休みをもらい、子どもたちと共に熱海の遊園地に遊びに来ていた。束の間の急速を楽しむ5人。
海では、島とレイによる水泳教室が開かれていた。エミちゃんが疲れたのでレイが一緒に休んでいると、男の子がぽつんと座り込んでいるのに気づいた。
島が声を掛けると、その子は「昨日からお父さんが帰ってこない」と訴えた。その子は、さらわれた田川守男の息子で、守くんだった。

ダイナマンたちは、協力して田川氏を探していた。そして、鬼ヶ先の灯台周辺で火の気のないところで爆発事故が何件か起きていることを知った。もしかしたら、田川氏の一件と関係があるのでは…。

灯台の近くの岩場で、ヒトデシンカが日光浴をしている。強化レンズにソーラーエネルギーを集めているのだ。灯台の上部に立ち、意気揚々とするヒトデシンカと、下からそれを見上げて満足そうなメギド王子。そんな彼らの前に島とレイが立ちふさがった。

逃げるヒトデシンカたちを島とレイが追う。岩場まで追いかけてきた2人はブルーとピンクへ変身。フリスビースパークで攻撃するが、効き目がない。そこへ、他の4人も駆けつけてきた。ソーラーエネルギーはブラックのストロングシャワーも溶かしてしまう。
愕然とするダイナマンを尻目に、ヒトデシンカは海の中へと姿を消した。
それをブルーが追って海に飛び込んだ。

ヒトデシンカを追って、島は敵のアジトを見つけることに成功。見張りの尻尾兵を倒し、彼が着ていたウェットスーツを身に纏う。田川氏が入れられている檻までやって来て、見張りの尻尾兵を倒し、田川氏を救出した。追手を振り切った彼らをモーターボートで島の行方を追っていた弾たちが発見。田川氏と守くんは無事再会することができた。

田川氏からジャシンカの狙いが、翌日に通る大型船団の爆破だと聞いたダイナマンたちは決意を新たにする。

次の日、ダイナマンたちは手分けして灯台周辺のパトロールを続けていた。海上からパトロールしていた島が日光浴をしているヒトデシンカ一行を発見した。タンカーを攻撃はさせないと、ヒトデシンカたちに飛び掛った。

だが、釣り橋まで追ってきたとき、尻尾兵の放つ銃弾に釣り橋から叩き落されてしまう。何とか体制を整えて、海へ飛び込む。尻尾兵たちの乗ったボートが島を襲う。攻撃できず逃げるのに精一杯の島。そこへ、他の4人も駆けつけた。モーターボートでの激闘が繰り広げられる。

ブルーを片付けたつもりになっていたメギドたちは、慌てて逃げ出すが、その前にダイナマンが立ちはだかった。
ヒトデシンカのソーラービームは、クロスカッターもチェーンクラッシャーも破壊してしまう。熱には水。ブルー水竜巻によってソーラービームを使用不可能にし、ブルーミラクルドラゴンで駄目押し。スーパーダイナマイトとダイナロボで熱海の平和は守られた。

 
コメント…

大好きなエピソードです。
熱海の海をバックに迫力のあるアクションが繰り広げられます。
ヒトデシンカのソーラービーム、かなりいい線行ってたと思うんですけどねぇ。
水に弱いという致命的な欠陥が…(^^;)
敵に水を使う人がいることを忘れてはいけません(笑)

この回最大の見所は、やはり洋上決戦でしょうね。絶妙のカメラワークなどで迫力あるシーンに仕上がってます。そして、海の中での変身!かっこいい…。

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