第25話 謎のゲラゲラ地獄

監督/山田 稔  脚本/吉田竣亮  放映日/1983年7月23日

湖畔をジョギングする一組の親子。そこへ、ハチシンカが現れ、父親を刺した。刺された額から、針のようなものが伸びてきて、父親は笑い始めた。
それを見届けると、ハチシンカは「実験成功!」と飛び立った。
弾は、額から針のようなものを生やした男が、少年に襲い掛かっているのを目撃し、割って入った。少年の言葉から、少年、ショウヘイの父親であることを知り、迂闊に攻撃できない。やむを得ず、父親を気絶させて難を逃れた。

今回のジャシンカ帝国の作戦は、ハチシンカに人間を刺させ、その人間が回りの人間を刺させて笑い死にさせるというもの。メギド王子は、帝王アトンに人間を笑い殺す作戦を成功させると約束する。

小学校に現れたハチシンカは、まず教師を刺した。その教師は子どもたちを刺す。そしてさらに別の友達へと、どんどん広がっていった。

ダイナステーションでは、夢野博士がハチシンカがもたらす被害について解説していた。笑い病はすごい勢いで広がっている。このままでは人々は、笑い疲れて死んでしまう。博士は、5人に原因を探るよう調査を続行させた。

ショウヘイは父がハチシンカに刺された場所にたたずんでいた。そこで、ハチシンカが飛んでいるのを目撃し、後を追いかける。ハチシンカも追跡に気づき、ショウヘイの前に立ちふさがった。あわや、ハチシンカに刺されそうになるが、弾が駆けつけ、ショウヘイを逃がす。

弾は、ハチシンカの蜂毒針攻撃に遭うが、済んでのところで交わし、レッドへ変身。すると、そこへ他の4人も駆けつけてきた。形勢不利と見たハチシンカは、羽爆弾を投げ付けて退散した。

入院しているショウヘイの父は、ショウヘイの目から見ても明らかに元気を失っていた。それでも笑いつづけている。医者もどうしていいか分からずに、曖昧な答えしか出せない。

ハチシンカは、一人になったショウヘイを捕まえ、ダイナマンをおびき出すための人質にすることにした。アジトでは特別に強力な笑い毒が造られていた。その笑い毒を吸収して、尻尾兵を刺すとその尻尾兵は笑い出し、数秒で死んでしまった。その出来具合にご満悦のハチシンカ。

ショウヘイの父が襲われた場所に来ていた弾の頭上にハチシンカが現れた。ショウヘイを人質に捕ったことを告げ、弾を誘き寄せる。

誘き出されたところは、どこかの工場の敷地で、大きな土管がたくさん置いてある。その土管の中から尻尾兵たちが弾に襲い掛かった。弾はレッドに変身。ダイナ剣で尻尾兵と戦うレッドに、ハチシンカの制止の声が掛かった。

ハチシンカが指す方を見ると、自由を奪われたショウヘイがいた。そのショウヘイに向かって、巨大な針をとりつけた重機がゆっくりと進んでいく。
尻尾兵や蜂爆弾の妨害を受けながらも、レッドは重機に取り付けられた針を破壊。
だが、蜂毒針がレッドにささってしまた!

レッドは針を抜き取り、まだ動きつづける重機を辛うじて止めた。
と思ったが、実はブラックが操作していた尻尾兵を倒して止めていたのだった。他のメンバーも駆けつけ、レッドはショウヘイを逃がして戦いに臨む。

敷地内を縦横無尽に駆け巡り、ダイナマンと尻尾兵・ハチシンカの戦いが繰り広げられる。飛び回るハチシンカに惑わされるが、ロッドスパークで切り抜け、スーパーダイナマイトとダイナロボでハチシンカを倒した。

笑いつづけていた人々は、ハチシンカの死と共に回復した。街に再び平和と安らぎが戻っていた。

 
コメント…

人間を笑い死にさせるって、すごい作戦ですね。笑いつづけることで体力を消耗していってましたから、いい線行っていたのでしょうが、インパクトに欠けたような…。
工場の敷地(だと思う)でのアクションはすごいです。
ちょうど土管(のようなもの)の穴が人間の身長より高いので、その中でもアクションが繰り広げられます。
土管と土管の僅かな隙間に尻尾兵とイエローが飛び降りるシーンがあるのですが、どうやらイエロー、滑ってしまったようです(笑)
うまい具合に先に飛び降りた尻尾兵で隠れてはいますが、少し横の土管にぶつかってるのかな…?
撮影上のアクシデントだったのかもしれませんが、イエローなだけに、そのままにされてしまったのでしょう(笑)
inserted by FC2 system