第14話 突撃チョロッポ兵 |
監督/山田 稔 脚本/寺田憲史 放映日/1983年5月7日 |
子どもたちが空き地で遊んでいると、工事の作業員たちがやってきて「ここで遊んではいけない」と子どもたちを追いやる。 そんな子どもたちの前に、笛を吹く謎の怪物が現れた。その怪物の目が光ると、子どもたちの額にジャシンカのマークが浮かび上がった。 作業員たちはそれを見届けると、尻尾兵へと姿を変えた。 「遊び場を無くした子どもたち、ついておいで。ゲンゴロウおじさんが夢の国へ連れて行ってあげよう」 この事件に限らず、甘い笛の音が聞こえると子どもたちが次々と消えるという不思議な事件が続発していた。 ユタカくんたち、いつものメンバーはサッカーに興じていた。そこへ弾が現れ、仲間に加わる。 弾が蹴ったボールが思いのほか遠くまで行き、子どもたちはブツブツ言いながらもボールを取りに行った。 突然怪しい笛の音が聞こえ、弾に警戒の色が走る。慌てて子どもたちを追いかけると、子どもたちがゲンゴロウシンカの吹く笛に操られ、バスに乗り込もうとしていた。 みんなを止めようと子どもたちの前に回りこんだ弾が見たものは、額に浮かぶジャシンカのマークだった。 必死に止めようとする弾に、ユタカくんがボールを投げつける。 不意を付かれて倒れた弾に、ゲンゴロウシンカのゲンゴロウ爆弾が襲い掛かる。そして、子どもたちを乗せたバスはどこへともなく消え去った。 とあるビルの一室、そこにさらわれた子どもたちがいた。スモークを浴びた子どもたちは”チョロッポ兵”へと変わった。 グランギズモではさらってきた子どもたちを”子ども尻尾兵”に仕立て、地上の大都市を支配するという計画をメギド王子とカー将軍が説明する。人間、しかも子どもが相手では、ダイナマンも手が出せないだろう―。 ゲンゴロウシンカはチョロッポ兵たちに、敵がダイナマンであることを徹底的に叩き込んだ。 子どもがさらわれることを恐れた大人たちは、子どもたちを家に連れ戻した。 ダイナマンたちは、笛の音を頼りにさらわれた子どもたちを捜していた。 笛の音が聞こえ、弾と星川が駆けつけたが、子どもたちはすでにさらわれた後だった。 だが、バスを見つけた2人はダイナマンに変身して追いかけた。 バスの前に立ちふさがった2人に、ゲンゴロウシンカが襲い掛かる。そして、バスの窓にはユタカくんたちの姿が…。 口々に「ダイナマンを倒せ!」という子どもたちに戸惑う。パチンコ玉を使った攻撃に手も足も出ない2人。 そうしているうちに、バスは走り去ってしまった。 弾は「東京のあちこち」から子どもたちがさらわれていることに、自責の念を感じる。 自分で思った「東京のあちこち」に作戦を思いついた弾は、聴力拡大センサーをつけて東京中を走り回った。 その間にも東京から子どもたちがさらわれようとしていた。底へ駆けつけた弾は、ゲンゴロウシンカを追跡。 ゲンゴロウフラッシュに苦戦するが、他の4人が駆けつけて、難を逃れた。 だが、ゲンゴロウシンカの笛に乗せられて、子どもたちが「ダイナマンは敵だ!」と襲い掛かってきた。 子ども相手に戦うことはできない。必死にやめるように言うが、操られている子ども達には届かない。結局、子ども達は再びバスに乗って去って行ってしまった。 司令室に戻った弾は、集めたデータをコンピュータにインプット、バスが「センタービル」に向かって走り去っていることを突き止めた。 ダイナマンはセンタービルへと急行した。 そのころ、センタービルではメギド王子がチョロッポ兵を使って東京に総攻撃をかけようとしていた。 そこへ、ダイナマンが壁を突き破って現れた。 ゲンゴロウシンカが笛を吹き、チョロッポ兵に攻撃させようとするが、レッドはダイナロッドからの催眠光線を発射、子ども達を眠らせる。 眠ってしまったチョロッポ兵を起こそうと、笛を吹くゲンゴロウシンカだが、ピンクのショッキングメロディーに妨害されてしまう。 逃げ出したメギド王子とゲンゴロウシンカを追いかけるダイナマン。 各人の武器で尻尾兵を倒していく。 アスレチックを舞台に逃げるゲンゴロウシンカを追いかけるダイナマン。 ゲンゴロウシンカの爆弾攻撃に苦しめられるが、スーパーダイナマイトとダイナロボで倒すことに成功した。 再び広場に子どもたちの明るい声が戻った。 |
コメント |
東京のあちこちから、子どもたちをさらっている割には、チョロッポ兵の数少なくないですか??(笑) アスレチックを使って逃げるゲンゴロウシンカと、律儀に同じように追いかけるダイナマン、見てると本当に面白いです。 なんだか、戦ってるというよりも遊んでいるという風にしか見えないんですけど(^^;) ラストシーンでアイコちゃんが放ったフリスビーが危うくダイナマンの5人にぶつかりそうになってます。 人に向かって投げるのはやめましょう(笑) |