第12話 狙われた血液銀行

監督/服部和史  脚本/松本 功  放映日/1983年4月23日

後楽園ゆうえんちにノミシンカが出現。
噛み付かれたカップルが飲み人間となり、別の人間に噛み付くが、なぜだかその場に倒れてしまった。


ジャシンカ帝国では、この様に対して帝王アトンが激怒していた。ノミシンカに血を吸われた人間は飲み人間にされてしまうのだ。
カー将軍は、ノミシンカの体内で毒液を作るために、ノミシンカのエネルギー源である人間の血液を確保しなければならないと進言する。ノミシンカに必要な血液は1日3000リットルである。メギド王子は、病院、献血車、血液銀行を襲うよう命じた。
キメラ王女が、またダイナマンに邪魔されるかも、と冷笑する。それを聞いたメギドは尻尾を逆立ててキメラに掴みかかる。
「俺がやっつけてやる!」「あ〜ら、まだ懲りてないの?」この2人のやり取りにアトンが割って入り、メギドに出撃命令を出した。


1台の献血車が走っている。道中、工事でも行っているのか、二人の男が献血車に停止を求めた。だが、運転手が気づくのが遅れ、置いてあったドラム缶ごと男たちを跳ね飛ばしてしまった。同時に、その男たちのお尻からは尻尾がニョキっと出てきた。二人の男は尻尾兵に戻り、ノミシンカと共に献血車に入り込んだ。献血車に乗っていた職員を追い出し、血液を奪い去った。


発明センターでは、子ども達が子犬のムクを追い掛け回していた。ムクが走り回った後には、南郷の大切な植木鉢が転がっている。その植木鉢を拾い上げた南郷は残念そう。「メロンとさくらんぼを掛け合わせて、一口メロンを作ろうと思った」という南郷に、弾が「それじゃ、子犬を行儀よくさせるエサでも発明するんだな」とからかう。そこへ、星川が息を切らせながら入ってきた。旭町でまた献血車が襲われたと言う。

そのとき、壁の掛け時計から人形が飛び出してきた。集合指令である。5人は、子ども達にムクを預けて司令室へと向かった。
司令室では、献血車がすでに3台も襲われていることを夢野博士が説明していた。遊園地での事件とあわせると、恐らく進化獣の仕業であろう。いずれにしても、このままジャシンカ帝国の横暴を見逃すわけにはいかない。夢野博士はダイナマンに出動を命じた。


5人は手分けして、日夜献血車をマークしつづけた。だが、ジャシンカ帝国の消息を掴むことはできなかった。


献血車がまた走っている。そこへ、例のごとくノミシンカの一行が現れた。助手席に乗っていた女性職員が悲鳴をあげて気絶する。運転席の男性職員も後ろへとひっくり返る。尻尾兵が献血車に入り込むと、何者かに叩き出されてしまった。また、気絶していたはずの女性職員に尻尾を「雑巾絞り!」とねじられたり、男性職員にも叩きのめされてしまう。白衣姿の5人がノミシンカの前に現れた。誰何の声を上げるノミシンカに5人は白衣を脱ぎ去った。そう、この5人はダイナマンだった。
5人はダイナマンに変身、尻尾兵と戦い、ジャシンカ帝国を退却させた。


一旦発明センターに戻った南郷は、ムクがまた植木鉢をひっくり返したのを見つける。ムクにお仕置きをしようとする南郷とそれを止めようとするるレイに、弾が「2丁目の敬愛病院がノミシンカに襲われた」と報告に来た。再び出動だ。


敬愛病院では、尻尾兵の給仕のもとでノミシンカが血液を飲んでいた。メギドの命令で、ノミシンカが医師に噛み付いた。看護婦の目の前で医師がノミ人間に変わった。ノミ人間は看護婦に噛み付き、看護婦もノミ人間に変わった。


外では、おまわりさんが泥棒を追いかけていた。そこへ、看護婦のノミ人間が現れ、この2人に噛み付いた。3人がノミシンカ自身にまで噛み付こうとしたため、ノミシンカは3人を気絶させた。ダイナマンがやって来た気づいたノミシンカは、その場を離れる。気絶している3人に気づいたダイナマンは、ノミシンカへの怒りを露にする。


5人は、アタッシュケースを持って東都血液銀行にやって来た。弾たちに続いて建物に入ろうとした南郷とレイだったが、ムクがその場にいるのに気づいた。レイはムクを抱き上げ、「南郷さんがあんまり怒るんで、家出しちゃったのね」と南郷に対してチクリ。南郷は苦笑して、レイを促す。ムクを車の助手席に乗せ、2人も建物の中へ入っていった。


献血車が到着し、中から出てきたのはノミシンカご一行様。ご丁寧に尻尾兵は白衣まで纏っている。慎重に様子を伺いながら、血液が保管されている部屋へ向かう。血液が保存されている扉をノミファイヤーで溶かしたノミシンカに、尻尾兵が次々とその血液を渡していく。
血液を飲み干すノミシンカに異変が起こった。呂律が廻らなくなり、尻尾兵の尻尾が2重3重に見えはじめたのだ。まっすぐに立てず、ドタンバタンと転がってしまう。思わず尻尾兵に尻尾は何本かと問う。1本という返事を受け、ノミシンカは何がどうなっているのか分からなくなってしまった。

考え込んでしまったノミシンカに、弾が声を掛けた。「ノミシンカ、洋酒(葡萄酒?)なら、まだまだ沢山あるぞ」
ダイナマンの5人が、血液と酒を入れ替えておいたために、ノミシンカはすっかり酔っ払っていたのだった。尻尾兵が5人に襲い掛かる。狭い部屋の中で、5人は尻尾兵を叩きのめしていく。その間にノミシンカはピョンピョン飛び跳ねながら逃げ出した。そのノミシンカを探すため、弾、星川と島、南郷とレイの3組に別れた。

レイは、いつのまにか車から逃げ出したムクを見つける。キャンキャン吠えるムクに対して、レイたちの頭上からノミシンカの声が聞こえた。酔いは覚めたというノミシンカは再び尻尾兵に2人を襲わせる。変身もせずに戦う南郷とレイ。ムクも尻尾兵に噛み付いて手助けする。
ノミシャワーで、南郷とレイの動きを封じたところへ、メギドが現れる。2人に襲い掛かるメギドにレッドのダイナキックが炸裂。ブラックとブルーがダイナロッドで南郷とレイを救出すし、2人はイエローとピンクへ変身。

ノミシンカの飛び技に苦戦するダイナマンだが、ブラックのストロングシャワーで形勢逆転。レッドのマグナムフレアーパンチ、イエローのダイビングアタックが立て続けに決まる。ノミシンカもノミシャワーで反撃するが、悉く避けられてしまう。マッハダッシュで弾き飛ばし、スーパーダイナマイトが炸裂した。
ビッグバンプログレスによって巨大化したノミシンカのノミジャンプに苦戦するが、何とか倒すことができた。


ノミ人間にされた人々は、血液を大量に輸血することで元に戻った。
遊園地で今回大活躍だったムクに南郷がエサを大盤振る舞いしている。その変わりようにレイは呆れる。ムクを博士に押し付け、5人と子ども達はジェットコースターで楽しむのだった。

コメント


ムクちゃん大活躍!この回にしか出てこなかったのが残念です。

この回の見所は、血液とアルコールの区別がつかないノミシンカでしょうか(笑)酔っ払いつつも、ピョンコピョンコ飛んで逃げるノミシンカはかわいいです♪

1日の必要血液量が3000リットルって…。何でこんなに効率の悪い進化獣を作ってしまったのでしょうか…。一度に大量に血液を狙えば絶対にダイナマンにかぎつけられるのは分かってるのに。

案の定、血液強奪と遊園地での事件を簡単に結び付けられてしまいましたね。
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