第5話 進化獣のこわい夢
監督/東條昭平  脚本/曽田博久  放映日/1983年3月5日

カー将軍は、夢枕で寝ると子ども達に悪夢を見せることの出切るバクシンカを誕生させた。
バクシンカは早速夢を見るために眠りについた。
その夜、子ども達は悪夢にうなされる。だが、カー将軍曰く、「本当の悪夢はここから」
学校が終わって子ども達は夢野発明センターへと向かう。その前に前夜の夢と同じ光景が広がった。
夢の中で見たのと同じドラキュラなどに襲われかけたところへ、ダイナマンが駆け付け助けられる子どもたち。
ドラキュラたちは尻尾兵が化けたものだった。逃げた尻尾兵を追いかけたダイナマンは、洋館の前で見失ってしまう。
洋館から妙な音がする。「何だろう?」「いびきのようだ」「よし、行ってみよう」5人は洋館の中へと入っていった。
いびきの聞こえる部屋に飛びこんだダイナマンはそこのベッドで寝ている進化獣・バクシンカを発見。一連の事が彼の仕業だと悟る。
洋館を飛び出したバクシンカを追いかけるダイナマンは、バクシンカが繰り出した”影”と戦う。
レッドには二刀流の剣士、ブラックには忍者(?)、ブルーにはサイ使い、イエローには拳銃を持った男、ピンクにはフェンシングの使い手…
それぞれの技が全く効かず、まんまとバクシンカに逃げられてしまった。

発明センターでは、子ども達がレイに今晩泊まって欲しいと頼んでいた。昨晩の夢が怖いためだ。
夢野博士の命令もあり、5人は手分けして子どもたちの家に泊まることになった。
だが、子ども達と一緒に眠ったからといって悪夢を止めることのできる力は5人にはなかった。
悪夢を止めるにはバクシンカを倒すしかないのだが、寝場所を転々としているために捕まえられない。
そこでダイナマンはバクシンカに夢のリクエスト―挑戦状を叩きつけた。「ダイナマンを倒す夢を見てみろ!」と…
挑戦状に触発され、ダイナマンを倒す夢を見るバクシンカ。その夢を見させられ怯える子ども達。
出動したダイナマンたちの前にバクシンカが現れ、夢と同じ光景を起こす。各人と戦うのは先の戦いで対戦した相手だった。
夢と同じように大爆発が起こる。そして、ダイナマンの対戦相手がゆっくりと立ち上がる。
勝ったと喜び、駆け寄る尻尾兵がその5人によって次々に倒されて行く。
何事が起こったのか戸惑うバクシンカの腕の中にあった夢枕が破壊された。それは素顔の5人だった。
素顔のまま、弾は二刀流、星川は忍術、島はサイ、南郷は拳銃、レイはフェンシングでそれぞれ尻尾兵と戦う。
たまりかねたバクシンカが5人に向かって誰何の声を上げる。
元の服に戻り、崖の上に立った5人は1人1人、名乗りを上げながらダイナマンへと変身した。
ダイナマンとなった5人はスーパーダイナマイト、ダイナロボでバクシンカを倒す。

ようやく安らかな夜が戻ってきた。子ども達は楽しい夢を見ていた。そしてダイナマンの5人も自分たちの発明が完成した夢を見ていた…
 
コメント…

「君たちは秘密の戦士だ。絶対に素性を知られてはならない」と夢野博士に言われたのは前回。
すぐに倒す進化獣が相手とはいえ、しっかり素性を自分たちからばらしてしまった今回(笑)
前回の苦労は何だったんだろうね(特に星川さん^^;)

子ども達がレイちゃんに「泊まって〜」とせがんでいるとき男性陣が「なんでレイちゃんなんだ?」と訊ねます。
子ども達曰く「ダイナマンが泊まってくれるなら心強いけど、島さんじゃあなあ…」。
おいおい…島さんだってちゃんと頼りになるよ〜(苦笑)
その島さん、”影”と入れ替わっての戦いでは凄かった…上半身服を脱ぎ捨てて戦っているんだもん…
多分、撮影は真冬だろうに卯木さん大変です(^^)

この回からジャシンカにも素性がバレた(というより教えた^^)ので、生身アクションが多く見られます。
それが嬉しい(笑)
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