第2話 夢を追う戦士たち |
監督/東條昭平 脚本/曽田博久 放映日/1983年2月12日 |
前回、地上征服に乗り出したが、突然現れた「科学戦隊ダイナマン」に帝王アトンは怒りを抑えられない。 そのアトンの怒りをなだめるように、7本尻尾の軍神にして偉大なる科学者のカー将軍が「強力な進化獣でダイナマンを倒して見せる」と宣言する。そして、カー将軍はプログレッサーでサイシンカを作り出した。 ダイナステーションでは夢野総司令が5人に有尾人一族についての説明をしていた。 昔、地球に飛来した隕石についていた生命物質が地底で何万年もかけて進化し、有尾人となった。 有尾人は地底の支配者となり、地球(地上)を我が物にしようと狙っているのだ。 そして、自分たちこそが一番優れていると信じている。 司令室のモニターにジャシンカによる攻撃が映し出される。総司令の命令でダイナマンはダイジュピターで出動した。 サイシンカが尻尾兵を使って攻撃してくる。ダイナマンたちが応戦していると白馬に乗ったメギドが乱入してきた。 「私は9本尻尾の帝王アトンの息子、5本尻尾の!…いや4本尻尾の王子メギドである。尻尾の仇を取りに来た!」 メギドは前回の戦いでレッドに尻尾を1本切り落とされているのだ。有尾人にとって、尻尾は身分を現す命の次に大切なもの。メギドは尻尾の仇を討つべく、ダイナレッドに決戦を挑む。 メギドの繰り出すジャシン剣に成す術のないレッド。 突然火山活動が起こり、メギドは親衛隊のキールとギーラに避難するようにと押し戻されてしまう。ダイナマンもその場を離れた。 功を焦ったメギドはカー将軍、アトンに叱責されてしまう。 だが、「私はこの手でダイナマンを倒した上で尻尾を元に戻して頂きたいのだ」というメギドの心構えにアトンは感心し、引き続きメギドに指揮をとらせることにする。 発明センターに子どもたちが遊びに来た。子どもたちに自分の名前と研究テーマを紹介する5人。 発明センターのマスコットロボットに剣道をプログラミングしていた弾だったが、失敗してしまう。 体育館のようなところで5人はトレーニングしていた。ジャシン剣を打ち破ろうと必死の弾だが、なかなか糸口がつかめない。そのために、ロボットに剣道を覚えさせようとしていたのだった。 悔しがる弾に、星川が「拙者が力になろう」と対戦を申し出る。 始めは星川が優勢だったが、とどめになるであろう一撃を避けられたことで、形成逆転、星川を床に叩きつけることに成功した。 ぶつけた頭をさすりながらも、星川は「出来たじゃないか!」と大喜び。みんなで喜んでいるところへ夢野総司令が入ってくる。 「君たちは戦うだけの戦士ではない。子どもたちと一緒に夢を、大きな夢を追う戦士なのだ」と説く総司令の前で改めて5人は結束を誓い合った。 再びメギドによる地上攻撃が始まった。勝ち誇ったように笑うメギドに怒りの声が届く。「待て!4本尻尾!」 名乗りをあげたダイナマンはダイナジャンプで崖下に下りてきて個人技を駆使して尻尾兵らと戦う。 メギドと向かい合ったレッドは今度こそ勝利を収め、メギドはサイシンカにダイナマンを倒すよう命じて退散した。 サイシンカはスーパーダイナマイト、ダイナロボによって倒された。 発明センター前で子どもたちがマスコットロボットと剣道で勝負する。だが、ふたりがかりにも関わらず、あっさり負けてしまった。 「また面白いの作ってあげるからね」と弾は子どもたちに約束した。 |
コメント… |
ダイナマンのコンテンツを独立させて、第1弾のエピソードガイドです。が… またまたAパートとBパートの差が極端についてしまいました(^^;) で、ちょっとBパートに補足…この回、後にはあまり出てこないんですが、全員の「ダイナジャンプ・スカイハイ」が初登場です。 あと、ダイナロッドを使った個人技「レッドファイヤー」「ブラックスターフラッシュ」「ブルー水竜巻」「イエロー雷光落とし」「ピンクショッキングメロディー」も出てきました。 全部が一度に出てきたのってひょっとしてこの回だけ? また、この回で5人のそれぞれの研究テーマ(夢)が明らかにされます。 レイちゃんが「動物と自由に会話ができるようになること 南郷さんが「様々な植物の品種改良」、 島さんが「水の中でも呼吸できるような人工のエラの開発」、 星川さんが「宇宙人との交流」、 弾さんが「無公害エンジンを開発してワールドオートレースで優勝すること」。 トレーニングシーンはお気に入りの1シーンです。トランポリン使ったり、マットを使ったり、まるでアクションの練習みたい(笑) このシーンで弾さん以外、おそろいのジャージを着ているのですが、これは夢野博士からの支給なのでしょうか? ちなみに、この回でもまだダイナマンは「秘密戦士」です(^^) |